乗馬を通じた教育事業

乗馬を通じた教育事業

やまびこ学級服部緑地乗馬センターでは、各教育委員会の要請を受け、「やまびこ学級」を開催しています。
小中学校におけるいじめ等による登校拒否、悩みを持つ児童や生徒の心のケアー、情操教育の一環として、馬との触れ合いを通じて自己回復能力を引き出し、自立の支援と指導を行います。

内容としては、曳き馬騎乗、給餌体験、手入れ体験、装蹄見学等を実施、馬とのコミュニケーションが必要とされる内容となっています。馬とコミュニケーションを取るためには、はっきりとした指示を出さないと伝わらないこともあります。

児童や生徒は、どうしたら、言葉の通じない馬に自分の意思を伝えることができるのか、自ら考え行動するように変わっていきます。引きこもっていた精神状態が積極的になり、且つ自信を持つようになります。

課外授業教育委員会から課外授業の一環として認定され、参加児童生徒は正規に学校に登校したものとみなされるもので、平成10年から実施しています。

2016年(平成28年)には向陽台高校の体育として「乗馬」授業を年5回実施、課外授業を受け入れました。
5回の授業では、馬への知識を深めるためのビデオ講習、実際の馬に乗っての騎乗レッスン、馬の厩舎掃除や馬へのブラッシング、馬に乗るための準備の仕方などを実施しました。

また、2017年(平成29年)は提携企業合宿の体験授業の一つとして、夏合宿に参加した中高生に乗馬体験を実施しました。

騎乗 乗馬体験 課外授業

乗馬の普及事業

乗馬の普及事業

乗馬体験は、はじめての方でも気軽に体験できます乗馬体験乗馬普及のため、服部緑地乗馬センターは乗馬未経験の方を対象とした「乗馬体験」を実施しております。

馬に触れたことも乗ったこともない人にとって、乗馬はどうしても敷居が高く感じられ、乗馬に興味があっても、なかなか乗馬クラブに来れないものです。そこで、乗馬をもっと身近に感じてもらうために、乗馬体験を随時実施しています。

乗馬体験の詳細はこちら

ポニーリンクの開催で、小さなお子様にも生き物とのふれあいを提供しますポニーリンクポニーやミニチュアホースを連れて、公園や広場などでひき馬イベントを実施します。

まだ小さなお子様でもポニーに乗ることができ、皆さまの身近な場所で、気軽に生き物とふれあう場所を提供します。

研究活動

研究活動

乗馬と腰痛・乗馬の安全に関する研究乗馬レッスン健康文化の向上と青少年の健全なる心身の育成に寄与するため当協会スポーツ医学研究室が中核となって研究目的に資するテーマを設定し、他研究機関との共同、あるいは研究者を招聘することによって実施し、その成果を公表しています。

乗馬による精神的影響乗馬体験参加者に実施したPOMS検査の結果が、共同研究者の林原千夏氏の岡山大学修士論文に認められ、「体験乗馬のもたらす心理的効果 POMSによる気分評価」が「作業療法ジャーナル」51巻2号2017に掲載されました。

さらに、この内容を乗馬愛好者などに広く知ってもらうため、一般の人にも読みやすい「馬ライフ」に提案、紹介記事「体験乗馬がもたらす心理的効果が発表される」として2017年4月号に掲載されました。

資料提供=馬ライフ
株式会社 メトロポリタンプレス
(c)Metropolitan Press Co.,Ltd2016

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作業療法ジャーナルP50
作業療法ジャーナルP51